肩こりを伴う疾患
2020/07/11
肩こりの主な原因とは?
✅長時間の悪い姿勢
✅眼精疲労
✅運動不足による血行不良
✅ストレスによる緊張
✅睡眠不足
✅寒さによる緊張
しかし、こういった日常生活だけが原因ではなく、何らかの疾患をもっていることで肩こりになっていることがあるのでここではその原因となる疾患についてお話していきます。
疾患によっては早急に病院を受診した方が良いこともあるので注意が必要です。
対処方法を間違えばいつまでも良くならず、場合によっては命を落とす危険性もあるので原因をしっかり理解して適切な処置を受けるようにしてください。
肩こりを伴う疾患とは?
1.心筋梗塞
心筋梗塞の前触れとして左肩から腕にかけての異常なこりや痛み、しびれ、背中が痛むなど症状が出ることがあります。
他にも下記のような症状(狭心症の症状)が30分以上続いた場合は早急に病院を受診してください。
- 胸の痛みやみぞおちを圧迫するような痛み
- 左手の小指の痛み
- 冷や汗やのどがゼイゼイ鳴って呼吸が苦しい
- 吐き気や胸がムカムカする
- 奥歯の痛み
- 異常に疲れる
- 不整脈
2.狭心症
心筋梗塞同様に左肩から腕にかけての異常なこりや痛み、しびれ、背中が痛むなど症状が出ることがあります。
上記の狭心症の症状が数分続きやがて消失します。ですが、心筋梗塞に繋がる恐れがあるのでやはり早めに病院を受診するようにしてください。
3.四十肩・五十肩
加齢に伴い、肩の関節とその周りの筋肉や靱帯などが慢性的に炎症を起こしている状態なので、肩の痛みにより動きに制限が出てきて肩こりも感じることがあります。
日常生活で髪の毛を整えたり、服を脱いだり着たりする時に肩の関節が痛む場合は四十肩、五十肩が考えられるでしょう。
四十肩や五十肩は数ヶ月~1年程で自然に痛みが軽くなり、肩が動かせるようになってきます。
そうすると自然に肩こりも緩和されてきます。
4.頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア
軽い場合であれば、肩こりや筋肉痛と勘違いしてしまう人も多いです。ですからそのまま放置したり、マッサージや揉みほぐしたりして悪化させるケースも多くあります。
肩こりの症状と、軽い頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアの症状はとても似ているところがあります。
肩こりや痛みに伴い、腕や手にしびれが出ていたり、上を向く動作でこりや痛み、しびれが増すようなら一度精密検査を受けてみるもの一つです。
実際に慢性的な肩こりだと思っていた人が、レントゲンやMRIなどで検査したら頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアになっていて、そこからくる神経痛だったということも多くありますので適切な処置を受けることが大切です。
単純に頚椎症やヘルニアが問題であれば、神経の圧迫が無くなれば自然と痛みは消えてくるでしょう。
5.更年期障害
閉経を迎える前後の期間に肩こりに伴い、顔がほてる(ホットフラッシュ)や大量の汗、倦怠感、疲労が抜けないなどの症状が出ている場合は更年期障害を疑った方が良いでしょう。
女性はこの時期になると、女性ホルモンの分泌が減少し、卵巣機能が衰え始め上記のような症状が出ることがあります。
更年期障害の場合は一応病院で診てもらうのも一つですが、こういった症状の場合は私の経験では整体や鍼灸などの方が得意だと思います。
ツボを刺激して熱のバランスを整えたり、身体の歪みや緊張を取っていくと改善も早くなります。
6.低血圧
血圧の上が100mmHg以下で低血圧の人は血液循環が悪いので、酸素や栄養を含んだ血液を身体の隅々まで十分に行き渡らせることができません。
すると、肩こりやだるさ、手足の冷え、頭痛、耳鳴り、よく眠れないなどの不調が出ます。
低血圧の人は基本的に血圧を上げる薬などはないので、同じ姿勢を続けないでマメに動いたり、ウォーキングで20分程度歩いたり、家の中で踏み台昇降運動などして全身の血流を良くすることで肩こりは楽になります。
7.高血圧
高血圧の人は基本的に肩こりはあるはずですが、肩こりを自覚している人は少ないです。美容室に行ったりした時に『肩すごくこってますね。』と言われたり、揉んでもらうとくすぐったいなどと感じる人はすでに高血圧か、高血圧の予備軍でしょう。
高血圧の人の肩こりは基本的にほぐせばある程度良くなります。また肩こりが楽になると血圧も改善されることが多いです。
以上、肩こりをともなう疾患についてお話してきましたが、2~7の疾患については程度にもよりますが当院でも改善していくことは可能です。
ご自分の体調に不安な点がございましたら、是非一度お越しください。
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